社会人に求められているのは、チームワークや協調性に通じるコミュニケーション能力です。部活動では上下関係が徹底されています。人は人にもまれて成長していきますので、その上下関係を乗り越えてきた経験は、自分の強みとなっていることでしょう。その経験により、目上の人を尊重する、同僚との関係を大切にする、部下に対して親身に接することの大切さを学べます。部活動で学んだチームワーカーの能力を活かして、コミュニケーションを取りながら企業に貢献出来る力となれます。

チームとして様々な壁を乗り越えてきた経験により、メンバーの強みや弱みを理解する能力に長けています。チームとして働くベースには協働する意識と力、自己理解と他者理解を基礎として、チームとして互いに不足している部分を補うことで、結果として組織全体の不足をなくしていけます。そんな「相互補完」の関係こそがチーム志向力の要となるのです。

スポーツ選手やアスリートなどの体育会学生に共通しているのは、粘り強く最後までやりぬく力を持っているところです。勝負の世界で過ごしてきたことにより、企業に貢献するためにはどうしたら良いのかを自身で考えて、実践していく力を身につけています。その実践力は、社会人としてだけでなくリーダーに求められる資質でもありますので、非常に効果的なアピールとなります。

毎日ハードな練習を行いながら、目標達成に全力を注いでいた体育会学生は、日々努力を惜しまず、目標達成に向けた創意工夫を自ら行う力を持っています。ビジネスでも壁にぶち当たる場面は多々あります。そんな状況でも仲間のため、先輩や上司のため、お客様のため、取引先相手のため、企業のために壁を乗り越えていこうという強い精神力を持っていることは、非常に大きなアピールポイントとなります。

目標を達成するために、日頃から健康やコンディションの管理を重視している体育会学生は、自己管理能力にも長けています。誰に言われたわけでなくても、スポーツをしている経験から、健康管理の重要性を理解しています。健康管理だけでなく精神面でも自己管理が出来ているので、環境が大きく変わろうとも揺るがない人格形成が可能なのです。