自己分析と就職したい企業や業界研究は就活の第1歩です。例えば、インターンシップでは企業や業界への理解を深めるための座学をはじめ、実際の業務に近いことまで様々なことを経験出来る貴重な時間となります。

通常は大学3年・修士課程1年の夏休みに参加することが一般的ですが、体育会学生の中にはこの時期に部活動が忙しくなるケースもあるため、大学2・3年の冬に参加出来るインターンシップや東京・大阪・名古屋などエリアを問わない企業説明会にも注目してみてください。

選考対策とは、エントリーシートや筆記試験、面接試験などを突破するための受験勉強のようなものです。自己分析でまとめた自分の強みをどのようにアピールするのか、徹底的に磨き上げることが必要です。

筆記試験の内容は、一般常識と言われる日本語の能力が問われる試験や、数学的な思考能力を問う問題などのSPIテストが主流なので、反復練習で対策出来ます。体育会学生の中には、1年生の内から授業の合間の休憩時間や遠征中の移動時間などを使って対策しているという学生もいらっしゃいます。

一般的な学生の場合、企業説明会への参加やそれを踏まえてのエントリーシート提出は大学4年の5月頃までに行われます。特に体育会学生は、インターンシップへの参加が不十分なままこの時期を迎えるケースも考えられます。例えば東京の体育会学生でも時間の許す限り多くの説明会に参加するため、遠征先の福岡や広島で行われる説明会に参加される方もいらっしゃいます。

これまでの就活で培ってきた成果を出すだけです。企業の人事担当者の目線としては、体育会学生はこれまでの部活で養われてきたプレッシャーに打ち勝ってくれそうな自信や、アスリートとしてのメンタルの面で高評価を得ています。
他の学生に比べて就活にかける時間が少ないというハンデはありますが、臆することなく自信を持って挑んでください。